子どもの思い出がたっぷりの家具。買い替えたい気持ちと切ない気持ちの折り合いのつけ方とは?
現場での質問に私がどうお答えしているかをお伝えする、質問箱コーナー!急に始まったぞ(笑)
今回のご質問は、Fさん 50代女性
お子様お二人が自立され、去年から夫婦二人暮らしになりました。
そんなFさんからのご質問 ↓↓↓
<ご質問>
テレビ台を新しくしたいと思うのだけれど、子ども達が貼ったシールとか見ると、色んな思い出が蘇ってしまい切なくて。それに、当時は気に入って購入したんだよな~と、当時の気持ちを思い出すともったいない気持ちにもなります。まだ使えるし。夫婦二人の生活になって、片付くにつれてインテリアも変えていきたいし、実際もう好みではないとは感じているのですが、踏ん切りがつきません。どうしたらいいのでしょう・・・
分かる~!!
切ないですよね~!!
子供達が貼ったシールとか見ると、手放せない・・・共感しちゃう方、多いのではないでしょうか。
Contents
思い出には、本来、形はない。
思い出って、切ないですね、ほんと。
感情がいちいち動いてしまうので、メモリアル(思い出の品々)というのは、お片付けにおいても最難関です。
メモリアルのお片付けについては、またあらためて書きたいと思いますが、まず考えて頂きたいのは、
思い出を形にして残しておくことは、あなたにとって、どんな価値や意味がありますか?
ということです。
思い出というのは、本来、形がありませんよね。
テレビ台に貼られたシールを見て、思い出す色んなことが思い出であり、シールそのものではないということ。
そのものを通して、喚起される記憶、感情、それらが思い出で、それらは心の中にたくさーーーんあります。
テレビ台を処分したとして、なくなるものではないのです。
ずーーーっと、あなたの心の中に残っているし、これからの未来でも、娘さん達と新しい思い出は増え続けていくのです。
それでもどうしても形としてそのまま残したいのであれば、そのまま使い続ける。
あるいは、写真を撮って画像として残すという方法もありますよね。
正解はありませんから、よくよくご夫婦で考えてみて頂きたいのです。
私たち自身も、好みも、変化して当たり前。
当時気に入って購入されたけれど、今は好みが変わってきているというのも、当然のこと。
私たち自身も、子供達も、年を取るように、何事も変化するというのは自然なことです。
若い時とは違って、落ち着いた色味や、より自然を感じられるような素材が好きになったり。
変化して当たり前なのです。
『まだ使えると思うと、もったいないと感じてしまう』Fさんの感覚は、素晴らしいと思います。
そんな風に感じるからこそ、新しいものを家に取り込む際には、厳選に厳選を重ねるようになりますから。
でも、『まだ使えるからもったいない』という気持ちのせいで踏ん切りがつかないのであれば、以下の方法をイメージしてみるとよいでしょう。
・売る
・譲る
・寄付する
どうでしょう?
誰かが喜んで使ってくれると思ったら、踏ん切りがつきますか?
大きな家具ですと、私の経験では、ジモティに出すと驚きのスピードでお嫁入先が決まりました。
しかも、とても喜んで引き取って頂けるので、手放す側も罪悪感なく、爽やかにお別れできました。
厳選学コーチからの役に立つかもエピソード~これって、車の買い替えと似てるかも?
今回のFさんのお話を聞いて、私は我が家の車のことを思い出しました。
我が家の愛車は17年乗っていて、まだ乗れますが、点検のたびに色々ガタが来ています。
もちろん買った当初は、すごく気に入っていたのですが、次回の車検は通さずに買い替えすることにしました。
ワンボックスカーなのですが、どうしてそれにしたかというと、
子どもの自転車を載せて、昭和記念公園に行き、自転車で走り回る
という夢があったのです。
何度も昭和記念公園へ行きましたよー!
自転車であの広い公園を走り回ったのは、今でもいい思い出です。
我が家は三人子どもがいるので、子供達のお友達を乗せて出かけたりと、ワンボックスは大活躍でした。
でも、彼らも大きくなり、今では家族5人で車に乗ることもなくなりました。
(書いていて寂しくなってきたじょ・・・)
そうやって、家族の形も変化していくのですよね。
もうそんな大きな車は必要ないので、夫の乗りたいのにしてくれればいいかなと思っているのです。
でも、切ない!!
この車には思い出がいっぱいだから!!!
こうやって私たちは年を取り、その都度、使うものを厳選していくのですね。
正解はありませんから、色んな視点から考えて、イメージしてみて、感じてみて、納得のゆく結論を出して欲しいと願っています。
なので私はいつもアドバイスはせず、質問したり、役に立ちそうなエピソードをお話したりしています。
この話が役に立ったかどうかは分かりませんが、Fさんご夫妻は現在、本当に気に入るテレビ台を探しておられるそうです。
良き出会いがありますように♡
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