あなたの持ち物はあなたの価値観で選んで良い~『〇〇してはいけない』なんて、ない!
SNSの投稿や広告に、『50代は着てはいけない〇〇』とかいう言葉、見かけたことはありませんか。
私は、そういう決めつけた言葉に、違和感を感じてしまうのですが、あなたはどうでしょう?
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決めるのは、いつだってあなたご自身です!
お片付けのご相談を受けると、よく言われることが、
『捨てないといけないんですよね』
『物が多すぎるんですよね』
といったことです。
皆さん、『捨てないと片付かない』と思いこんでいるし、片づけのプロからは、『減らしましょう!捨てましょう!手放しましょう!』と言われると思い込んでおられるようです。
もしかしたら、
『これいらないよね?もう捨てたら?』
『どうしてこんなもの取っておくの?要らないよね?』
なんてことを言われたことがあるのかもしれませんね。
美的収納®では、『これ、要りませんよね?』『捨てましょう』といったジャッジは、一切しません。
なぜなら、判断するのはご自身でしかないから。
私にとって宝物でも、あなたにとってはガラクタかもしれない。
その逆もあるのです。
自分以外の誰がジャッジできるのでしょう?
私は、お客様のおうちに上げて頂いて、お客様の物に触れる時、『透明でありたい』と思っています。
「これは、どんな時に使いますか?」
「どこが好きなポイントですか?」
「手放したら後悔しそうですか?」
たくさんの質問をさせていただきますが、それは、お客様がご自身で答えを見つけて頂くために、いろんな方向からツンツンと刺激を与えている感じです。
私は、あくまでも透明なパイプで、パイプを通して質問をおろしている。
そんな感覚なのです。
正解はありません。
間違いもありません。
手放すのか、取っておくのか、譲るのか、お客様ご自身が決めることなのです。
だから、『50代は着てはいけない服』とか言われると、『そんなものは無い!!』って、思ってしまいました(笑)
(ちゃんと読めばきっと、伝えたい本質は一緒なのかもしれません。あしからず。)
捨てないと片付かないものなのか?
そうは言っても、「捨てたり、減らしたりしないと片付かないよね?」って思いますよね。
そう、確かに、片付かない理由の一つに、【物と収納容量のアンバランス】があります。
収納容量以上に物があれば、溢れてしまって、当然、散らかります。
じゃあ、物を減らせば片付くのか?というと・・・残念ながら、減らしただけでは片付きません!
一瞬、スッキリするかもしれませんが・・・
遠からずリバウンドするでしょう。
私も、美的収納®に出会う以前、3回ほどプロの方に来て頂いたことがあります。
プロの手が入って、その時は、片付くんです。
『わぁ!すごい!』と思ったのもつかの間、いつの間にやら元通り・・・
来て下さった方々が悪いわけではありません。
私が、「どうして片付いたのか?」その仕組みを理解していなかったことと、
物の持ち方、買い方まで変えよう!という意識に至らなかったからだと今は思います。
何を捨てるのかではなく、何を残すのか?で考えてみよう!
物を減らしていっとき片付いてもすぐに元通りに散らかる・・・
どんな小さな物でも、家に持ち込んでいるのは自分(か家族)です。
勝手に家に入ってきたという物があったら怖いです(笑)
私はいつもお客様に、『捨てようとしないで!減らそうとしないで』とお伝えしています。
そうではなくて、『何を残すのか?』にフォーカスして下さい。
これからの人生を『一緒に生きていきたいものは何か?』を見て下さい。
自分にとって、大切なものが分かることが重要なのです。
それが分かると、そうじゃないものも分かるようになります。
重要じゃないものは、『ごめんね、今までありがとう』と言って手放すことができます。
重要じゃないものは、家に持ち込まなくなります。
自分にとって、『大好き』『大切』『必要』なものかどうか。
自分を幸せにしてくれるものかどうか。
その見極めが出来るようになることが、捨てることや減らすことよりも、ずっと大切なのです。
お片付けのゴールは、片付くこと以上に、自分らしい幸せな暮らしを手に入れることなのですから。
※予告なく公開を中止することがあります。