捨てるのが苦手な人のためのお譲り先リスト~『捨てる』から『巡らせる』へ
早く片づけたいけれど、不用品をただ『捨てる』のが忍びなくて、抵抗がある。
というお客様、とても多いです。
地球環境にできるだけ優しい形で手放したい。
と考えておられる意識が高いお客様もいらして、私自身とっても学ばせていただいています。
『捨てる』ではなく、『巡らせる』という発想で、手放しをもっと楽に、豊かにできたらとお譲り先をリスト化してみました。
巡らせたその先の誰かが喜んでくれるなら、
地球の負担にならない形で処分できるなら、
どうしても痛みが伴う手放しのプロセスに、喜びも加わるかもしれません。
ぜひ、ご活用下さい。
Contents
衣類・布類
ユニクロ RE.UNIQLO回収ボックス
全国のユニクロ店舗に回収ボックスが設置されています。
回収した衣類は、難民キャンプや被災地への緊急災害支援など、世界中の服を必要としている人たちに届けられます。また、燃料やリサイクル素材として活用されるなど、服の力を活かしきる取り組みです。
ユニクロ、GU、プラステ商品が対象。
GU、プラステ店舗にも、回収ボックスが設置されています。
対象商品や注意事項などは、コチラを参考にしてください。
H&M 古着回収サービス
世界中の店舗に回収ボックスが設置されています。
回収した衣類は、古着として世界で販売。か、リメイクや清掃用品などに 作り変えられて再利用。
その他はすべて織物繊維に細断され、断熱材の製造などに使用されているそう。
なんとH&Mは、 ブランドや状態を問わず、不要な衣類や布地を回収しています。
更に、次回のお買い物時に使えるデジタルクーポンと引き換えてくれるという!
対象商品や注意事項などは、コチラを参考にしてください。
古着deワクチン
私たちの着なくなった衣類で、開発途上国の子どもたちにポリオワクチンが届けられ、一口につき5人の命を救うことができます。
専用キットを申し込み、送られてきた専用の袋に衣類を詰めて送るだけ。
申し込み方や、送れるもの/送れないもの、詳細はコチラ。
着物deお針子
着物や和装小物類は、国内外の障がいのある方のお仕事にもつながる自立支援型・寄付つきお片づけ商品で
世界中で活かすことができます。
こちらも、専用回収キットを申し込み、詰めて送るだけ。
思い入れがある着物類が、こんな風に世界を巡る道があるんですね。
詳細は、コチラ。
学生服リユース さくらや
学生服や学校指定のジャージ、ランドセルなどのリユースをしています。
全国にパートナー店舗、回収ボックス設置場所がどんどん増えているようです。
子どもが卒業して着なくなった制服後や体操服、後輩になる誰かに着てもらえるって嬉しいですね!
詳細は、コチラ
カーテン回収 ニトリ
不要になったカーテンを、販売元にかかわらず、回収する取り組み
回収されたカーテンは、製品や生地素材としてリユースされるほか、自動車の断熱材等としてリサイクルされる。
対象カーテンや実施店舗は、コチラをご確認下さい。
本
バリューブックス
自宅にある段ボールなどに詰めて送るだけ。
その手軽さにこちらを多用するようになったのですが、バリューブックスさんの理念
日本および、世界中の人々が、本を読み、学び、楽しむ環境を整える
に共感して、欲しい本を買う時も利用するようになりました。
まだ価値のある本を必要としている場所に無償で届ける「book gift 」。あらゆる場所に本を届ける移動型書店「ブックバス」、捨てられてしまう本を集めて作った実店舗「バリューブックスラボ」など、いくつもプロジェクトが誕生しています。
段どりなど詳細は、コチラ
ありがとうブック
読み終わった古本・古書・CD・DVD・ゲームを合わせて30点以上、宅配にて送る。
希望の頑張っているNGO/NPO団体に寄付される仕組み。
多岐にわたる支援先があるので、『こういう人たちのために少しでも役に立ちたい』という想いを形にできます。
詳細は、コチラ
眼鏡
お伺いするお宅で結構出てくるのが、昔の眼鏡コレクション。
もう使わないけれど、不燃ごみとしてポイっとすればいいのか迷って、ずっと家にあるというケース。
これで解決できます!
JINS 眼鏡の回収ボックス
各店舗内に設置されている「BRING PLA-PLUS プロジェクトメガネリサイクルBOX」で、不要になったメガネを回収している。
なんと、JINS以外の眼鏡も回収可能!
多くのプラスチック原料を素材として使用するアイウエアメーカーとして、業界をリードして脱プラスチックおよびサステナブル素材への切替えを進めていくべきと考えているとのこと。
詳細は、コチラ
※あとは、お住まいの地域の眼鏡屋さんでも回収しているところがあるかもしれません。
例 群馬県 眼鏡のイタガキ さんは、回収した眼鏡を途上国援助へ役立てています。
パソコン・携帯電話
リネットジャパン
使わなくなったパソコンや携帯電話を無料回収してくれます。
データ消去のサービスもあり。
不用な携帯電話が、知的障がいのある方の支援へ繋がります。
詳しくは、コチラ
食器
どちらも不要になった食器を寄付できる仕組みです。
リボーンプロジェクト
必要としている人にリユースしてもらる。あるいは、1箱あたりに5人分、海外の発展途上国の子供達への支援としてポリオワクチンの募金ができるので国際支援にもなります。
食器以外にも送って喜ばれるもの、回収方法など詳細は、コチラ
エコトレーディング
主にタイ、フィリピンのリサイクルショップに販売され、現地の生活に役立てられます。
食器以外にも送って喜ばれるもの、回収方法など詳細は、コチラ
★上記2団体は、ぬいぐるみやおもちゃ、学用品、靴、ベビー用品、電化製品、オーディオ機器など、送って喜ばれるものは多岐にわたります。
ぜひ、確認してみてください!!
まとめ
お片付けしていると、『とにかく早く不用品を出してしまいたい!!』という気持ちにもなりますが、それらを必要としている人たちが世界にはいます。
その『もの』が自分の家に入ってきた責任と感謝を胸に、手放す痛みを、誰かの役に立ちますようにという希望に変えることができたら、手放しのプロセスはぐんと豊かなものになるのではないでしょうか。
それに、ただ処分するよりもずっと手間暇がかかるだけ、自分にとって、教訓にもなります。
本当に、どんなものたちと一緒に生きていきたいのか。という。
だから、これから新しいものを家に迎え入れる時は、本当に厳選されたものになるはず。
厳選されたものだけと暮らす生活は、とっても豊かなものです。
沢山じゃなくていい。
本当に気に入ったものを一つずつ増やして、本当に幸せな暮らしを整えていって欲しい。
そんな願いを込めて、不要になったものを『捨てるよりも巡らせる』という発想をぜひ、心に持ってみてもらえたら嬉しいです。