お客様に『距離感が絶妙!』と言われた理由を考えてみた

私のお片付け現場では、お客様と一緒に作業をさせて頂いています。

先日の現場で、『距離感が絶妙で心地よかった!』と言われてとっても嬉しかったのですが、私としてはいつも通りのことなので、よく分かりませんでした。

私は、20代の頃、外資系の能力開発の企業で仕事をしていて、その後、コーチングを学び、子育てコーチのキャリアを積みながら、自身の子育てにも活かしてきました。

(ん?子育てでコーチングを実験していた?という感じかも(笑))

なので、もしかしたら、そのコーチングの経験も今のお片付けの現場で生かされているのかと思ったわけで、振り返ってみました。

Contents

そもそも、コーチングってどんなもの?

コーチングとは、相手の自発的行動を促すコミュニケーションスキルで、一方的に何かを教えるティーチングとは違います。

コーチが正解を教えたり、押し付けたりしません。

答えは本人の中にあって、それを本人が見つけて、行動を起こしていくお手伝いをするのがコーチの仕事です。

(コーチングとは何か?については、コチラの記事が分かりやすいなと思いました。)

片付け『してあげる』と思っていない

ヘルプとサポートという言葉を聞いたことのある人、多いと思いますが明確に区別はできていますか?

ヘルプは、本人が出来ないから代わりにしてあげること。

例えば、生まれたばかりの赤ちゃんのおむつを替えてあげる、ミルクをあげる、着替えさせてあげる、など。

サポートは、本人が出来ることを見守ること。

例えば、自分で靴を履く子供を見守るとか、自分でお味噌汁をよそう子供を見守るとか、もう少し大きくなってくると、受験勉強を頑張る(頑張らない(笑))子供を見守るとか。

この区別ってすごく大事だと思っていて、大人と接していれば、【サポート】に徹することしかないわけですよね。

片付けの現場でも、やり方と考え方をお伝えすることはしますが、ひとつひとつの物について、どうするのか?残すのか、手放すのか?など、決めるのはご本人なわけです。

私の仕事のひとつは、ご本人の【選択の軸】が明確になるといいなー・・・という願いから、質問を投げかけること。

正解はないので、ご本人が納得のいく答えを見つけて欲しい。

これは捨てるべき、手放すべきとかジャッジすることは全くないし、片付けを、代わりにしてあげている みたいに思ったことはないんです。

現場では出来る限り、私は透明でありたいと思っていて。

もちろんプロですから、これをどこに配置するといったことや、どう分類するか?などは、ご提案させていただきます。

が、ひとつひとつの物と向き合って頂く時間が何よりも大切なので、お声掛けをするタイミングなどはすごく気を使っているところかもしれません。

そういうところが、『距離感が絶妙』と言っていただけた理由なのかもしれないなー。

本質的には同じ?!子育てと片付け

子育てって、先回りして、あーだこーだと親が口を出したくなりますよね。

愛すればこそなわけだけど。

でも、目の前の石を取り除いたところで、我が子がその時はケガしないで済んだとしても、その後の人生、ずっと親がついて回ることって出来ないわけで。

片付けも本質は一緒で、その時だけ片付いても意味がなくて、その後の人生も、その人が楽で、自分らしく輝いて、幸せに生活できないと意味がない。

そういう考え方が染み付いてるのかもしれないなー

私自身も、何度もプロに来てもらって、その時だけ片付いてもすぐにまた元通りになったということを繰り返しました。

そのたびに、自分にダメ出しして落ち込んできたから、私のお客様にはそういう思いをして欲しくないんですよね。

そのためには、片付けの基本ロジックを理解すること、そして、自分だけの厳選軸を見つけることが大事だし、毎日の行動や特性も理解しないと。

だから、何か正解を押し付けるとか、「こうしないと片づかないよ!」とか、そういう【正解】みたいなものは全然ないんです。

ひたすらお客様のことを理解したいし、お客様自身もご自身について、もっともっと知って欲しくて、いろんな質問を投げてみるという感じです。

子育てにも、人生にも正解がないように、片付けにも正解はありません。

こうすると片付くよ!という基本ロジックはもちろんありますよ。

でも、それが万人に当てはまるわけではないわけです。

一人部屋が落ち着く子供がいれば、リビングで家族の気配を感じる方が落ち着く子供もいるように、私たち一人一人が感じること、大切に思うもの、家に求めるもの・・・まったく違うわけですから。

本人の選択が何よりも大事

我が家の子供達は、長男は結婚し独立、長女は大学生で同居、次女は高校3年になり、もう子育ては終盤になりました。

実は、長男が中学1年の時に大病をしまして、半年間壮絶な入院生活を送ったことがあります。

生きていてくれさえいればいい

本人が幸せで、笑っていてくれさえいればいい

それ以上に望むことはない

と本気で思いました。

それまでも、どうせーこうせー言う親ではありませんでしたが、拍車がかかったようで、三人とも『反抗するポイントがなかった(三人談)』そうで、反抗期はありませんでした。

本人の選択に任されている

という自覚があったようです。どうやら。

片付けは、人の生活に、人生に、踏み込むお仕事です。

だからこそ、ご本人の選択を大切にしたいという想いが強く働いているのかもしれません。

それが、『距離感が絶妙!』と感じてもらえたのだとしたら、適当な母親でごめんなさいな私ですが、もしかしたら、長年培った、子育てとコーチングの経験が生きているのかもしれません。

人生に無駄はないって言いますが、本当にそうなのかも。

※予告なく公開を中止することがあります。

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