キッチンに入りもしなかった夫がお皿を洗うようになった理由
akiyokaiso
あるご夫婦のお話です。
キッチンをお片付けして以来、旦那様がキッチンに立つようになった！と奥様が喜んでおられます。
私が訪問している時も、ささっとキッチンに立ち、お皿を洗ったり、コーヒーを淹れたりしてくださいます。
先日なんて、床を拭いておられました！
片づける以前は、キッチンに入ろうともなさらなかった旦那様。
何が起きたのだろうか？と、単刀直入に聞いてみると・・・
『無意識に体が動くんだよね～』とおっしゃるではないですか！！
Contents
片づける以前は・・・
片づける以前はキッチンに物がいっぱいで、『目がチカチカ』しちゃう感じだったそう（旦那様談）。
『情報量が多いと疲れちゃうでしょ？あんな感じ』
（分かる！！かつての我が家だ！！（笑））
何がどこにあるのかよく分からなくて、目当ての物を見つけるまでに、６ケ所くらいを開けては閉めて、やっと見つけるみたいな感じだったそう。
そんな状態のキッチンに、なかなか入る気持ちにならなかったという旦那様。
それが今では、無意識に身体が動くまでに！！
そもそも、どうして「あっちこっち」だったのか？
を奥様に聞いてみると、
とにかく空いているスペースに【とりあえず】物を突っ込んで収めるので、定位置が決まっておらず、何がどこにあるのか自分でも分からない。
使いたいときに見つからないので、「きっとどこかにあるのだろうなぁ」と思いながらも、新しい物を買ってしまう。
ジップロックやラップなどの消耗品も、何がどのくらいあるのかが分からなくて不安だから、ドラッグストアへ行くたびに買ってきてしまう。
そして、適当にしまってしまうので総量が分からず、安心できないからまた買う、の繰り返しだったそう。
総量が分かって、やっと、安心！！
「しばらく、ドラッグストアに行かないでいいんですね！！（泣笑）」二人で大笑いしました！！
無意識に身体が動く
キッチンの物をすべて分類して、厳選して、それぞれを使いやすい位置に配置していきました。
その結果、何が起きたかと言うと・・・
『無意識に』
・出したものをしまう
・洗い物を洗っちゃう
・思わずキッチンに足が向く
といったことが起きているそうです♡
（『無意識に』その行動が起きてしまう → これ（【アフォーダンス】と言います）を起こすのがプロの仕事だと思っているので、お二人のお話を聞きながら泣きそうになりました。）
そうそう！上から物が落ちてきて以来、キッチンに入ろうとしなかったワンちゃんも、今では呼ぶと来るようになったそうです♡
お片付けの本当の価値は？
それまでキッチンに入ろうとしなかった旦那様が、すっと入ってくるようになって、お皿を洗ってくれたり、コーヒーを淹れてくれたり。
奥様ご自身も、片付いたキッチンをキープできるようになったし、在庫不安もなくなりました。
片づけることの価値は、そうやって日々の暮らしが楽になることはもちろんですが、本当の本当の価値は、その先の幸せにあるのです。
お二人はいっそう仲良くなられて、会話や笑顔が増えて、幸せが倍増しています⤴⤴⤴
さらに奥様は、
「そういえば昔、お料理の本を出したいと思っていたんだった！」とか、
「私って、道具が好きなんだわ！」とか、
「没頭して何かをつくっている時間がすごく好き」とか、
ご自身について、どんどん思い出していかれました。
元々クリエイティブで、愉快で、楽しくてお茶目な方♡
ご自身らしいエネルギーが内側から湧いてきて流れ出てきています！！！
それって、プライスレスだなって、いつも思います。
片付けというのは目に見える仕事だけれど、その結果、起きてくる目に見えない価値は、計り知れない。
ほかのお客様のお宅でも、片づけた結果、旦那様がめちゃめちゃ家事をやるようになって、夫婦仲が以前に増して良くなったとか、そんなお声を頂いています。
ちなみに我が家は、片付いた今でも、夫はお皿をなかなか洗ってくれません（笑）
おーーーーい！！
※予告なく公開を中止することがあります。
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